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2011年8月14日日曜日

マズルが短い犬種は熱中症に注意!

 今、人気があるシーズーやフレンチブルのようにマズルが短いわんちゃんは体温調節が苦手なので熱中症になりやすいそうです。
 わんちゃんも健康診断を受けた方がいいですよ。

 節電の夏、人間だけではなく、熱中症にかかるペットが急増しているという。

 赤坂動物病院の柴内晶子副院長によると、

「うちの病院でいうと、今年は前年比2割増しくらいです。特に多いのは犬ですね。猫はもともと砂漠の動物ともいわれていて、暑さや渇きに強いのですが、犬は冷涼な地域の出身種が多く、暑さに弱いんです」。

 他にも、犬が熱中症になりやすいのにはこんな理由が。

「人間は、汗腺があって熱を放出できますが、犬の場合は口からハァハァと呼吸するか、四肢の肉球で汗を出すしかないので、非常に体温調節がしづらいんです。それに人間より体が地面に近いので、地面からの反射熱も受けやすくなります」(柴内副院長)

 夏場のアスファルトは、昼間だと50度を超える熱さになる。地面に近いだけにその影響は大きく、そのまま歩かせると熱中症だけではなく、肉球を火傷する危険性も。

 特に熱中症にかかりやすいのは、短頭種といって鼻の短い犬種だという。

「気道が短かったり、曲がっているため、換気が難しくなりやすいんです。シーズー、チン、ペキニーズ、フレンチブルドッグなど、いま人気の犬種は要注意ですね」(柴内副院長)

 年齢は関係あるのだろうか?

「犬の場合、5才を超えると人間でいう35才を過ぎた中年で、熱中症に限らず日々の健康管理が重要になります。ぐったりしていても、熱中症なのか持病なのかわからない場合は、早めに獣医師に相談してください。5才以上の犬は、年2回以上、健康診断を受けたほうがいいですね」(柴内副院長)

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