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2011年5月31日火曜日

完全体の縄文時代のノコギリクワガタが出土された

 写真見たけど本当に姿そのままで固まってた。
 今いるクワガタとそんなに形が変わってないんじゃないかな。
 今年もクワガタがウチの玄関に落ちてたので今飼ってます。クワガタとかカブトムシって死んだらお湯で茹でるとそのまま飾れるって聞いたから去年茹でてみたけど、とんでもない悪臭がした。

 奈良県御所市の秋津遺跡で、縄文時代晩期後半(2800~2500年前)のノコギリクワガタがほぼ完全な形で出土し、県立橿原考古学研究所が24日、発表した。昆虫は腐食しやすいため残りにくく、クワガタの全身が発見されるのは縄文時代に限らず初めて。

 橿考研によると、縄文時代のクワガタは東京都東村山市の下宅部(しもやけべ)遺跡などで一部が見つかっているが、全身の出土例は確認されていないという。

 全長6・3センチのオスで、小川の南岸に生えていたアカガシの根っこから見つかった。大雨などの影響で死後すぐに泥で真空に近い状態でパックされたため良好に残ったとみられる。

 アカガシのほかにもクヌギやコナラなど食用の実が成る樹木の雑木林が小川の南側で見つかり、北側では約1千点もの縄文土器の破片も出土した。

 クワガタを発見した橿考研の松岡淳平調査員は「子供のときクワガタを昆虫採集で見つけたときと同じ感動があった」と話した。

 出土したクワガタは橿考研付属博物館(橿原市畝傍町)の特別展で25日~6月12日に展示される。

2011年5月30日月曜日

卵殻膜が皮膚細胞の働きを促進する

  昔卵の殻の内側にある薄い膜をはがして顔に貼ってたな。
 たしかに効果はあったかもしれないけど殻からはがすのが面倒になってやめちゃった。
 薬局で売ってたらいいのに。

卵の殻の内側にある白い膜を傷口に貼ると治りが早いと言われてきたのは、皮膚細胞でコラーゲンの一種などを生み出す遺伝子群の働きを高める効果があるためだと分かった。東京大と化粧品販売会社アルマード(東京都中野区)の研究チームが20日、米科学誌セル・アンド・ティシュー・リサーチ電子版に発表した。
 研究チームは、培養皿の上に卵殻膜と人工ポリマー(高分子化合物)を敷いた実験システムを開発。これを使い、皮膚の真皮で重要な役割を果たす線維芽(せんいが)細胞を培養すると、皮膚組織内と似た環境となり、細胞の足場を作る「3型コラーゲン」や水分保持を担う「デコリン」などの遺伝子の働きが、卵殻膜がない場合に比べ2倍以上高くなった。
 これらの遺伝子は傷が治る過程で働きが高まることが知られている。東大の跡見順子名誉教授によると、このシステムは膝関節痛の治療法や化粧品の開発などに応用できる可能性があるという。

2011年5月29日日曜日

舌が感じる甘味と苦味とうま味の細胞は酸味と共通している

 病気で味が分からなくなるとか聞いたことがあるけど、食べるの大好きな自分としてはそれだけはいやだな。
 味覚がなくなるのと、歯がなくなるのは避けたい。
 色んな悪いことは避けたいんだけど。

 舌でさまざまな味を個別に感じる細胞のうち、甘味や苦味、うま味を感じる細胞は、酸味を感じる細胞と共通した前段階の細胞から分かれてできることが分かった。東京大と理化学研究所の研究チームがマウスの実験で解明し、15日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
 味覚はこれら4種類の味と塩味が基本で、腐敗したり毒があったりする食物を避け、栄養になる物を食べて生き抜くのに重要。研究成果は味覚進化の解明や味覚障害の新治療法の開発に役立つという。
 東大大学院農学生命科学研究科の松本一朗特任准教授(現米モネル化学感覚研究所研究員)や応本真特任助教らは、味細胞と周辺の細胞の違いをもたらす遺伝子を網羅的に解析した。
 その結果、甘味、苦味、うま味の細胞に限って生じるたんぱく質「Skn-1a」を発見。このたんぱく質を作る遺伝子が働かないよう操作して誕生させたマウスでは、これら3種類の味を感知できなくなる一方、酸味の細胞が増えていた。
 この遺伝子が甘味、苦味、うま味を感じる細胞になるか、酸味を感じる細胞になるかを制御していると考えられるという。

2011年5月28日土曜日

ウィルスの心配が要らないフィブリノゲンが生産可能になる!

 遺伝子を組み替えたっていうのは少し気になりますがカイコだったら安心かもしれない。
 大量出血した時に止血するのに必要な医薬品で必要なものだけど肝炎はやだなって思ってた。
 昔カイコ飼ってたな。夜寝る時カイコがクワの葉食べてる音が煩かったな。

 医薬品会社「免疫生物研究所」(群馬県藤岡市)は24日、血液凝固作用を持つたんぱく質「フィブリノゲン」を、遺伝子を組み換えたカイコから生産することに成功したと発表した。日本製粉との共同研究で、ヒト以外からのフィブリノゲン生産は世界初という。
 同研究所によると、フィブリノゲンはヒトの血液から精製され、血液製剤として止血用の医薬品などに使用されている。
 ヒトの血液から作るため、C型肝炎などのウイルス混入リスクが問題視されてきたが、カイコから生産すれば「リスクはゼロになる」という。 

2011年5月27日金曜日

コクチバスがあゆを食べてしまう

 誰だよ。
 思い当たるふしがある人。
 バス好きな人、どんどん釣ってリリースしないでください。

 在来種を食べる特定外来生物の魚「コクチバス」が4月末、橋本市只野の以賀尾(いがお)池で生きたまま捕獲された。紀の川水系で見つかったのは初めてで、名産のアユをはじめ生態系への影響が懸念される。レジャー釣り目的で違法に放流されたとみられ、県立自然博物館(海南市船尾)は漁協や環境省などに呼びかけ、拡散防止策を探る考えだ。
 同池のコクチバスを巡っては、同館がインターネット上の書き込みに気付き、昨年秋に現地調査を始めた。数匹を捕獲し、生息を確認。外来生物法は生きたまま持ち運ぶことを禁じているため、死なせて標本とした。その後、生きた状態で研究するため、国の許可を得て現地で約10回、捕獲を試みた。
 捕獲できたのは水温が上がってきた4月28日。体長11~25センチの雌雄9匹が釣れた。広い縄張りを持つコクチバスが同じ位置で釣れたことから、繁殖目的で集まっていた可能性が高いという。
 捕獲と同時に、同池などの生物調査も行った。特定外来生物の魚・ブルーギルはいたものの、小魚やエビ、カエルなどは見つからなかった。同池とつながる沢では、小魚などは生息していた。また、死んだコクチバスを数匹解剖し、胃を調べたところ、ユスリカやカゲロウの幼虫など小さな昆虫しかなかった。同館の平嶋健太郎学芸員は「強力な捕食者・コクチバスが池の生物を食べつくしたのではないか」と話す。
 同館によると、コクチバスが紀の川水系に拡散し、定着すると、アユをはじめ魚だけでなく、蛍などの幼虫やカエル、魚・昆虫を食べる鳥など生態系全体に影響が及ぶという。同法や、違法な放流による影響を学ぶ材料にと、同館は17日から、捕獲したコクチバスを展示する。

2011年5月26日木曜日

目の見えないとかげが見つかったがもうすぐ絶滅するかもしれないらしい

 やっと新種が発見されたかと思ったらもう絶滅する危機があるらしいです。
 すべて雌だけで単体生殖するらしい。
 この前久しぶりにとかげを見たな。
 シッポの先を踏んだら千切って逃げるのかなと思って踏んでみたら足の上に乗られてしまった。
 きもかった。

 ベトナムのお料理に使われてらしい。
 
 カンボジアの山地で脚のない盲目のトカゲが見つかったと自然保護団体が発表した。

 新種のメクラトカゲ(Dibamus dalaiensis)は体長15センチ。盲目で脚のないトカゲが東南アジアで見つかったのは初めてだ。世界を見渡すと、四肢が退化したトカゲは200種を超え、新種の爬虫類も過去10年で50ほど発見されている。

 ファウナ&フローラインターナショナルに所属する爬虫類と両生類の専門家ネアン・タイ(Neang Thy)氏は最近、カンボジア南西部に位置するカルダモン山脈の丸太の下でメクラトカゲを発見した。「最初は一般種かと思ったが、よく見てみると初めて出会う種だった」とタイ氏はプレスリリースで述べている。

 近年、カルダモン山脈では次々と新種が見つかっている。1990年代まで、研究者は立ち入ることさえできなかったためだ。

 ファウナ&フローラインターナショナルで保全生物学の研究をするジェニー・ダルトリー氏は、「一帯はクメール・ルージュ(ポル・ポト派)の支配下にあったため、地域自体についても生息する動物についても実態はほとんどわかっていない」と説明する。

 共産主義政党のクメール・ルージュは、1975年から1979年までカンボジアを支配し、その後もゲリラ活動を展開していたが、1998年に最後の拠点がカンボジア政府に制圧された。

「カルダモン山脈で初めて動物の生態を調査したのは10年前だ。以来、タイ氏は驚くような新発見を続けている」と、ダルトリー氏はナショナルジオグラフィック ニュースに語った。

 ヘビは脚のないトカゲから進化したと考えられている。両者の違いは、外耳をはじめとするトカゲの特徴を保持しているかどうかだ。

 脚がなく、目も見えないトカゲの起源は南北アメリカ大陸である可能性が高い。約5500万年前、ベーリング海峡を渡ってアジアに入り込んだようだ。

 現生する脚のないトカゲと同じく、今回の新種も地下で暮らしていると考えられている。地下では、目も脚も必要ない。「地下のトンネルが生活圏なら、歩行能力も視覚も無用の長物だろう」とダルトリー氏は話す。

 このメクラトカゲについては未解明の部分がほとんどだが、鼻を頼りにミミズやアリ、シロアリを捕まえている可能性があるという。「まだ名前が付いただけの段階だ。もしかしたら非常に珍しい種類かもしれない」とダルトリー氏は語る。

「われわれが知る限り、カンボジアの山の一角でしか見つかっていない。樹木伐採や土地の放棄によって生息環境が破壊され、危機的な状況にある場所だ。新種が発見されても、次の年には絶滅する危険がある」。

2011年5月25日水曜日

意外とデリケートなタランチュラ

 猛毒で怖いイメージがあるタランチュラですがちょっとした落下で死んでしまうそうです。
 車の中にタランチュラ系の大きな蜘蛛がいた時は道路に車を置いて逃げました。
 後ろの車の人に迷惑をかけてしまいましたね。

 新しい研究によると、タランチュラは滑りやすい面を登る際に足先にある「出糸管」から糸を出すという。

 タランチュラは体がもろく落下で死ぬ可能性があるため、バランスの保持は死活問題である。今回の研究によると、壁を登るスパイダーマンのように糸を使ってバランスを保つことが多いらしい。表面に張りつき、地面が揺れてようとも離れないという。

 タランチュラはいわゆるクモの巣を作らないが、巣穴の裏地や保護には糸を使うことが多い。タランチュラが糸を出すとする学説が最初に提出されたのは2006年だが、足から糸を出しているのか、糸の製造器官である出糸突起から出る糸を足でつかんで接着剤に利用しているのか、科学者の見解は分かれていた。

 この問題に答えを出そうとイギリス、ニューカッスル大学の神経生物学者クレア・リンド氏と大学院生のルーク・バーケット氏は、顕微鏡のスライドガラスを敷きつめた乾いた清潔な水槽にタランチュラを入れ、ビデオカメラを設置した。そして、水槽を傾けてコツコツとたたき、タランチュラがその場にとどまるか、わずかでも滑るかを調べた。

 撮影された動画のスローモーション映像から、タランチュラは足だけが水槽のガラスに触れていたことと、ほんのわずかしか滑っていなかったことが判明した。糸が分泌された証拠がないか水槽のスライドを調べたところ、「足が置かれていたスライドで、足跡のなかに絹のような糸が20~30本見つかった」。

 リンド氏らはまた、電子顕微鏡でタランチュラの足を調べ、足を覆う毛に交じって糸を作り出す小さな出糸管があることを発見した。同氏によると、綿毛のような毛の1本は柄の付いたタワシのように見えるのに対し、出糸管は長いトゲのようだという。

 リンド氏は、出糸管から糸がまだ出てきているのを観察した。これは、「トゲ」は感覚器官だとしてきたこれまでの研究を否定するものだ。

 リンド氏はチリアンコモンタランチュラ、インディアンオーナメンタルタランチュラ、メキシカンフレームニータランチュラの3種を電子顕微鏡で観察した。この3種は「タランチュラの系統樹で遠く離れている」ため、すべてのタランチュラが糸投げの能力を備えている可能性が高いという。

 メキシカン・フレームニー・タランチュラの調査には、リンド氏のペットだった「フラッフィー」から偶然得られた脱皮後の外骨格が用いられた。フラッフィーは実験に参加する前に死んでいたという。しかし、それでよいのだとリンド氏。「お行儀の良い淑女ではなく、ちょっとアグレッシブだった」。

2011年5月24日火曜日

暖かい気候でりんごの病気が起こりやすくなるらしい

 暖かいのが嫌いなんですね、りんごって。
 りんご研ってあるんですね。美味しい新鮮なりんごが食べられるようにがんばっていただきたい。
 っていうか、去年の古いりんごを新鮮なりんごですよって青森出身者と名乗って売り歩くのやめて欲しい。
 

 長野、福島両県などで果実が腐る被害が深刻な「リンゴ輪紋病」が、より寒冷な青森県にも広がりつつある。県産業技術センターりんご研究所は、温暖化で病原菌が繁殖しやすくなったことが一因とみており「温暖化がさらに進めば果実の被害が本格化する」と警戒している。

 りんご研によると、輪紋病の病原菌は25度で最も繁殖し、夏に胞子が大量に飛散する。潜伏期を経て発病した木の枝にこぶができるほか、果実の表面に褐色の斑点が同心円状に広がり、実が腐る。

 菌を取り除くには数年間、枝のこぶを削り続けるしかない。感染が拡大した福島県や長野県では完全除去をあきらめ、予防効果のある殺菌剤で果実を守っているという。

 青森県内では、他県からの苗木が原因とみられる感染が89年、八戸市で初めて確認され約10年前から枝のこぶの報告が相次いだ。このため、りんご研は07年に調査を実施。12市町村の果樹園21カ所のうち15カ所で平均約4割の木に被害が出ていることが分かった。

 りんご研は、拡大の背景に温暖化があると指摘する。気象庁の統計によると、八戸市の01~10年の年平均気温は10.4度と、65年間で約1.2度上昇し、発病ピークの夏の気温も上昇傾向にある。また、比較的効果のある農薬が、成分の石灰が実の表面に白く残るため使われなくなったのも一因という。

 青森では、他県産の品薄な夏に出荷するため、熟す前に収穫して冷温貯蔵することが多く、果実の被害が抑えられているというが、りんご研の赤平知也・主任研究員は「いずれ果実の被害も増える。対策は枝のこぶを削るしかない」と訴える。

2011年5月23日月曜日

高血圧の体質の遺伝子が見つかった。

 自分も高血圧になりそうな記事ですね。
 ウチの家系は60歳くらいまでは低血圧で過ぎると結構高めになるみたいです。
 酒は強いが。

 心筋梗塞の要因となり、日本人の多くが悩む高血圧の体質を決める遺伝子を発見したと、国立国際医療研究センターが発表した。欧州の研究では白人で同種の遺伝子が見つかっていたが、東アジア人での発見は初めて。16日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に掲載された。
 同センターによると、30歳以上の日本人の4割が高血圧と推定されており、遺伝体質ごとの健康指導や治療法の開発が期待される。
 研究は米国や中国などの国際共同チームが実施。5万人以上の東アジア人の全遺伝情報を統計学的に解析し、血圧の体質を決める13種類の遺伝子を特定した。
 このうち1種類は、酒に強いか弱いかを決める遺伝子で、飲酒後に生じる悪酔いの原因物質アセトアルデヒドを分解する酵素を作る「ALDH2」だった。
 ALDH2が活性を示す「左党」タイプの人は不活性型と比べて、血圧が上昇する傾向を示した。心筋梗塞のリスクが高いようにみえるが、活性型の人は悪玉コレステロールの低下と善玉コレステロールの増加傾向も示し、総合的にはリスク低減効果の方が大きいという。
 ただ、高血圧体質には他の遺伝子も関わる上、生活習慣も大きな要因となる。同センターはALDH2のリスク低減効果について、「飲酒が適量ならばの話」としている。

2011年5月22日日曜日

天国と死後の世界はないって言いきるのはどう?

天国と死後の世界はないって物理学者が断言

 そうかもしれないけど別に信じてたっていいじゃない。
 死んでないんだからないって言えないでしょ。
 死後の世界を見て帰ってきた人もいるんだし。
 来世を信じてないといろいろ受け止められないことがあるから
 自分は信じるかな。

 「車椅子の物理学者」として知られる英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士(69)は、天国とは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎないとし、死後の世界があるとの考えを否定した。16日付の英紙ガーディアンに掲載されたインタビューで述べた。

宇宙の創造に神は必要ない=ホーキング博士

 ホーキング博士は「(人間の)脳について、部品が壊れた際に機能を止めるコンピューターと見なしている」とし、「壊れたコンピューターにとって天国も死後の世界もない。それらは闇を恐れる人のおとぎ話だ」と述べた。

 博士は21歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という進行性の神経疾患と診断され、余命数年とされた。「自分は過去49年間にわたって若くして死ぬという可能性と共生してきた。死を恐れてはいないが、死に急いでもいない。まだまだやりたいことがある」と語った。

 また、人々はどのように生きるべきかとの問いに対し「自らの行動の価値を最大化するため努力すべき」と答えた。

 1988年の著書「ホーキング、宇宙を語る」で世界中に広く知らるようになった博士は、2010年の著書「The Grand Design(原題)」では宇宙の創造に神の力は必要ないとの主張を展開し、宗教界から批判を浴びている。

2011年5月21日土曜日

大量に菌が繁殖されたユッケってどんな味?

 味で菌が多いとか少ないって分かる人はいないでしょ。
 みんなで同じものを食べて一人だけ食中毒を起こさなかったな。
 私の腸ってすごい丈夫らしいけど今回の菌ではだめかもしれないな。
 リトマス試験紙みたいなので食べるものをちょっと付けると菌の数が見られる
 のが欲しいな。
 外食出来なくなりそうだけど。

 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件では、食中毒患者の腸内から腸管出血性大腸菌「O(オー)111」が検出され、4人が死亡した。過去の国内の腸管出血性大腸菌による食中毒は、菌の成分が異なるO157が中心で、死に至る重症化は少なかった。専門家の間では、海外で事例が報告され研究が進められている「菌の強毒化」の可能性も指摘されている。(豊吉広英)

 ■なぜO111?  厚生労働省によると、腸管出血性大腸菌による食中毒患者は平成8年に1万人以上が確認されたが、その後は年間数十~数百人で推移。死者は15年に、O111の食中毒患者は12年に出て以降確認されていない。

 もっとも、O111の感染者がいないわけではない。国立感染症研究所によると、食中毒と特定できないものを含めた腸管出血性大腸菌の感染者総数は年間3千~4千人。20年の調査では、うちO157が65%、O26が24%、O111は4%の割合で存在した。

 岩手大の重茂克彦教授(獣医公衆衛生学)は「O111の毒性が低いわけではなく、母数が少ないから目立たなかったと考えた方がいい」と指摘する。

 ■目立つ重症者  今回の集団食中毒で特徴的なのは、重症化した患者が多い点にある。

 腸管出血性大腸菌は毒素を出すことで、乳幼児や高齢者を中心に、急性腎不全などにつながる溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがある。

 食品安全委員会などによると、腸管出血性大腸菌による食中毒患者でHUS発症など重症化するのは約3%。今回の食中毒では症状が確認された137人のうち重症者は最大24人で、2割近くが重症化している。

 なぜか。考えられるのは、今回のO111が通常より毒性が強いことだ。

 感染研細菌第一部の大西真部長によると、研究者の間では、同じO157でも、特に高い病原性を持つ菌が存在する可能性が研究されているという。

 2006(平成18)年に米国の複数州にまたがり発生したO157の集団食中毒では、発症者の15%がHUSに罹患(りかん)。これが「重症化しやすい菌」だったという指摘がある。

 O111も08年に米国で発症者の17%がHUSに罹患した例があり、大西部長は「O111についても、多数の重症例を引き起こす食中毒が起きる可能性はある」と話す。

 重茂教授も「大腸菌は菌株同士で遺伝子を交換するが、どのような遺伝子を取り込むかによって病原性が違ってくる。その過程で強毒化したO111の出現はあり得る」と説明。一方で「食肉に大量の菌が繁殖していたことで症状が悪化した可能性もある」との見方も示している。

2011年5月20日金曜日

もうじき雨の季節が来ますが

 梅雨が来ますね。私の地域はもうじき入梅です。今年は例年よりも少し早目みたいです。
 ここにも温暖化の影響が出てるみたいです。
 雨が降ってるのをビニール傘越しに粒を眺めてると無になれて気持ちがいいです。
 出来れば道路にねっ転がって粒が垂れてるところを1時間くらいでいいから見ていたいです。

 梅雨末期の7月中・下旬の日本海側の降水量が過去100年で54%増加していることが、気象庁気象研究所の分析で明らかになった。

 梅雨前線が日本海側に長く停滞するようになったためで、地球温暖化の影響を受けている可能性もある。

 18日から東京で開かれる日本気象学会で発表する。

 同研究所の遠藤洋和研究官は、北陸から九州までの37地点で、1901~2009年の梅雨時の降水量の変化を調べた。6月上・中旬の梅雨初期の降水量は、全地域で100年で約20%減少していたが、末期には日本海側で大幅に増えていた。7月中・下旬の降水量が、1901~30年の平均値の2・5倍以上になる年が、1957年以降は8回もあった。太平洋側はあまり変化がなかった。

 温暖化が進むと太平洋高気圧がなかなか日本に近づかず、梅雨明けが遅れるという研究結果もあり、温暖化が梅雨の変化を促してきた可能性もある。

 遠藤研究官は「コンピューター実験も使いながら、梅雨の長期変化の全体像を明らかにしたい」と話している。

2011年5月19日木曜日

まだまだ現役の火山ですね

 これからもまだプチ噴火しそうな気配ですね。
 浅間山も煙出してなかったっけ?
 浅間に徒歩で上ったな。道が途中でなくなるし、人の気配も動物の気配もなくなってきてこわかった。

 気象庁は16日、熊本県・阿蘇山の中岳でごく小規模な噴火が観測されたとして、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。火口周辺への立ち入りが規制される。
 同庁によると、同日午前10時ごろ、中岳第1火口から灰白色の噴煙が500メートルの高さまで上がった。
 同庁は、火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石が飛散する噴火が起きる可能性があるほか、風下への降灰や降雨時の土石流などに今後注意が必要としている。
 阿蘇山で噴火が観測されたのは2005年4月以来。

2011年5月18日水曜日

デイゴの花が咲かなくなってきている

デイゴの満開に咲くとその年は大型の台風が来て干ばつになるらしいです。根っこが結構丈夫で家も傾けてしまうこともあるそうです。木は柔らかいので加工しやすくて漆器に加工されたりすることがあるそうです。真っ赤に尖がってる元気そうな花です。

 沖縄の県花で、THE BOOMのヒット曲「島唄」でも歌われたデイゴが、外来種の蜂の寄生被害を受け、花を咲かせなくなっている。

 離島を含む県内全域の約9割で生育不良や枯死などの被害に遭っており、「沖縄のシンボルを救おう」と、県やNPOなどは官民を挙げて対策に乗り出している。

 蜂は、アフリカ原産のデイゴヒメコバチ。2003年にシンガポールで見つかり、翌年に新種登録された。成虫は体長1~1・6ミリでデイゴの新芽や若葉に産卵。20日ほどで成虫となり、雌は1週間で約300~400個の卵を産む。ほぼ1年を通して繁殖を続ける。

 卵を産み付けられた場所にはこぶが出来て成長が止まり、幹の中で樹液が滞留。成長力が弱まって花が咲かなくなり、枯れる一因となる。

 台湾で03年に大発生し、国内でも05年に石垣島で初めて発見され、翌年には沖縄本島に生息域が拡大。昨年7月の県などの調査では、国や自治体管理のデイゴの88%で被害が確認された。気流に乗って運ばれるとみられ、東南アジアやハワイ、インドでも確認されている。

2011年5月17日火曜日

眩暈の原因は訓練するとある程度回復するらしい

眩暈の原因は訓練するとある程度回復するらしい

 左右差はほとんどの人があるでしょうね。内耳のバランスの狂いから起こるそうです。人前で眩暈がするのは恥ずかしいです。電車に乗ってる時にめまいが起こりそうだけど席が空いてないのでとりあえず次の駅で降りようとした時クラクラしてしまいドアにぶつかってそのまま倒れてしまいました。よけい恥ずかしかったです。かなりバランス崩れてるのかな?

 めまいの治療は薬物療法が主で、良性発作性頭位めまい症(BPPV)に対してのみ、一部「エプリー法」という理学療法が実施されている。めまいの大半は、内耳の障害により左右差が生じ、バランスが崩れるために起こる。目と耳と足の裏(深部感覚)を刺激することで小脳を働かせ、左右差を解消するのが平衡訓練だ。21の動作を継続することで、症状は軽減される。

 立ち上がるとフワっとする、頭を急に動かすと目がまわる、といっためまい症状を訴える人は多い。めまいは脳卒中の後遺症でも起こるが、大半は耳が原因だ。治療は薬物療法が主で、良性発作性頭位めまい症に、一部理学療法が実施されているのみ。薬物療法を実施しても治りにくいめまいは前庭神経炎、ラムゼイハント症候群や突発性難聴などが代表的だ。

 これら難治性めまいに対する治療として注目されるのが、平衡訓練だ。継続しやすいように工夫した平衡訓練で治療を行なう、横浜市立みなと赤十字病院耳鼻咽喉科の新井基洋部長に話を聞いた。

「めまいは吐き気を伴うこともあり、発作が起こった場合、まず安静にします。その結果、めまいやふらつきが慢性化してしまい治りません。平衡訓練は視刺激(目)と前庭刺激(耳)と深部感覚刺激(足の裏)を用いて小脳を働かせ、本来持っている左右のバランスをとる機能を活発化して、めまいを軽減していく治療です。当院では16年間でのべ8000人が入院治療を受けました」

2011年5月16日月曜日

完璧な歌とダンスを見ることで脳が元気になる

 人が踊ってる姿を見ているだけでいいらしいです。最近、プチアルツハイマーみたいなので脳にいいことをしてみようか。ホント、最近何も覚えていません。何分か前のことも忘れてしまってます。少し脳を刺激してみようか。


 大震災、原発事故からくる不安を解消する方法。それは、少女時代の曲『GENIE』を聴くことだ。そう語るのは、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でおなじみの脳科学者・脳科学評論家の澤口俊之氏。

 現在、被災されたかたたちはもちろん、被害の状況を毎日の報道で目にしている人たちの間にも不安や無力感が広がり、不安定な心の状態に悩む人も増えているようです。そんなときに一助となるのが、音楽と踊りです。

 脳科学では、音楽や踊りによる脳内ホルモンの変化や報酬系の活動変化が多く研究されています。これらの研究を通して、「音楽は脳内ドーパミンを活性化させる」「音楽は脳の(自発的にやる気が起きる)内的報酬系と(金銭などによってやる気が起きる)外的報酬系の両方を活性化させる」ことがわかり、また「体が対称であるほど、魅力的で踊りがうまい」「より男性的・女性的な人ほど踊りがうまい」「(そのような)上手な踊りを見ることで、脳の内的報酬系が活性化する」ということがわかってきました。

 つまり、脳を活性化する条件を満たした音楽と踊りを見たり聴いたりすることは、人間を元気にし、意欲を生み、かつ、判断能力や学習能力を高めることができるのです。

 この研究結果を踏まえて、私が条件に当てはまるものを探したところ、最近大人気の韓国のグループ、少女時代の『GENIE』という曲が、最も適していることがわかりました。

 他者の脳を癒す能力の高い女性を、あくまで外見的条件のみで考えた場合、バストやヒップが比較的大きく(ヒップとウエストの比は1:0.7が理想的)、身長が高く、手足や指も細く長く、体の左右対称性が高いことが重要です。

 この『GENIE』という曲では、モデル並みのスタイルを誇る彼女たちの手足の細さや長さ、そして指の長さをより強調する振り付けがされていて、それが脳にほどよい刺激を与えます。

 また、曲の音域も、がん細胞やウイルス感染細胞を殺す役割を果たすNK細胞が増加し免疫力が高まる、High-uplifting(気持ちを高めたり、楽しくさせる)になっているので、脳のみならず、体にもよい影響を与える曲であるといえます。

 とはいうものの、繰り返しプロモーションビデオを見たり、曲を聴いてしまうと、「飽きる」という脳機能が働くので、1日2、3回程度にとどめておきましょう。

2011年5月15日日曜日

人気ペット エイ

人気ペット エイ

 結構大きくなるみたいですね。少し飼ってみたい気がします。部屋の中で魚が泳いでるのってボーッとしてる時にとても癒されます。今飼ってる魚はとても元気で時々水槽から飛び出します。この前お風呂上りに水槽のある部屋に行ったら床の上に落ちてビチビチしてました。夜中に暗い部屋の中からビチビチ聞こえてくるのはとっても奇妙なものです。お風呂上りなので掴むのに躊躇しました。尾びれを摘まんで水槽に返してあげました。今もとても元気です。

 南米アマゾンの淡水エイ「タイガーレイ(tiger ray)」が新種として公式認定された。

 10年以上も前からペルーのアマゾン川上流で捕獲されペットとして流通していたが、ついに「ポタモトリゴン・ティグリナ(Potamotrygon tigrina)」と学名が与えられた。オレンジと黒の配色や、尾部のトラのような縞模様に由来する。

 体盤長で最大約80センチまで成長し、目立つ体色と尾部の毒針が特徴だ。毒針は低い位置にあって、淡水エイ一般とは若干違う。

「最も美しい生物の1つだ」と研究を率いたブラジル、サンパウロ大学の動物学者マルセロ・ド・カルバーロ(Marcelo de Carvalho)氏は語る。

「淡水エイは茶色や黄褐色など地味な体色が多いが、なぜ虎斑のように派手なのかはまだわかっていない」と同氏は付け加える。

 尾部の縞模様は警告色の可能性もあるが、アマゾン川の淡水エイにはほとんど天敵がいない。ワニに遭遇する機会も限られているという。

「別の魚が食らいつける大きさではない」と同氏は不思議がる。

「この種の生態に詳しい研究者はまずいないだろう。捕獲や飼育繁殖に携わっている業者の方が、はるかに詳しいかもしれない」。

 ポタモトリゴン科の淡水エイは、アジア、特に日本や中国で観賞用ペットとして非常に人気が高い。

「今後どのように保護していけばよいか、今回がきっかけになると思う」。

2011年5月14日土曜日

エンデバー最後の打ち上げ

 先月打ち上げを予定いましたが不具合が見つかり延期されていました。最後のフライトになるそうです。昔こういう名前のノートパソコンを買ったな。結構いい値段だったような。2年くらいしかもたなかったな。何度か修理に出したのにすぐ壊れる。この名前を見ると扱いにくかったことを思い出す。

 米航空宇宙局(NASA)は9日、機体の不具合のため打ち上げが延期されていたスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げを、16日に行うと発表した。打ち上げ時刻は同日午前8時56分(東部夏時間)となる見通し。

今回で最後となるエンデバーの打ち上げは、当初4月29日に予定されていたが、機器の不具合がにより延期され、打ち上げは5月10日以降になるとみられていた。

NASAによれば、先週シャトルの部品交換と新たに設置した機器類の動作確認が行われ、現時点では問題なく作動する状態だという。

今回、船長を務めるマーク・ケリー飛行士は、アリゾナ州で1月に起きた銃乱射事件で頭部に重傷を負ったガブリエル・ギフォーズ下院議員の夫。ギフォーズ議員も次回16日のエンデバーの打ち上げに立ち会う予定だ。

2011年5月13日金曜日

少しの運動でも乳がんのリスクが激減する

 乳がんに限らず運動はした方がいいですね。自分は全く身体を動かさないのでいつもしなくてはいけないと思ってます。駐車場からお店まで歩いただけでも苦しくなります。そろそろ体重を支えるのが辛くなってきました。ホントに体力がなくなってきたな。卓球でも始めるか。

 国立がん研究センターはこのほど、「積極的に運動する女性は、しない人に比べて乳がんになりにくい」とする研究結果を発表した。

 研究は1990年と93年に岩手、秋田、茨城、新潟、長野、大阪、高知、長崎、沖縄各府県の10保健所地域に住んでいた40-69歳の女性約5万人について、2007年まで追跡した多目的コホート研究。研究開始時と5年後のアンケートから、仕事のほかに余暇運動を行う機会が「月3日以内」「週1-2日」「週3日以上」の3グループに分け、乳がんの発生率との関連を調べた。平均約14.5年間の追跡期間中、対象者約5万人のうち652人が乳がんになった。

 調査結果によると、「週3日以上」の余暇運動を行うグループは、「月3日以内」のグループに比べ、乳がんリスクが約3割低下することが分かった。さらに、肥満度を示すBMI(体格指数)25以上と25未満に分けて分析すると、BMI25以上のグループでは、「週1日以上」の余暇運動を行う群の乳がんリスクが「月3日以内」のグループより4割近く低くなることが分かった。
 一方、仕事や家事などを含む1日当たりの「総身体活動量」には、乳がんリスクとの関連は見られなかった。ただし、閉経後の女性では、「エストロゲン受容体」と「プロゲステロン受容体」が陽性の乳がんについて、余暇運動と総身体活動量共にリスク低下との関連が認められた。

 運動量と乳がんリスクの関連は海外の調査結果で既に報告されており、研究班では「日本人でも、余暇運動に積極的に参加する人は、しない人に比べ、乳がんになりにくいことを裏付けた」と指摘。「特に、閉経後や太り気味の女性は、週1回でも余暇に運動を取り入れることが乳がん予防につながる」とし、生活習慣の改善を訴えている。

2011年5月12日木曜日

幹細胞の培養で歯槽骨の再生化に成功!

 歯ってとっても大事ですね。最近口を動かすだけでアゴがとても痛かったです。歯をカチカチさせただけでも顔全体の骨が響きます。歯槽骨だけでなく歯も再生化出来るといいのですが。早くそういうときが来るといいですね。

 臓器や骨などのもとになる幹細胞の培養液を使い、ヒトの歯を支えるあごの骨(歯槽骨<しそうこつ>)を再生することに、上田実・名古屋大教授(顎(がく)顔面外科)らのチームが成功した。幹細胞を移植する方法より安全で効率的な治療として注目される。6月に京都市で開かれる日本炎症・再生医学会で発表する。

 歯周病や抜歯で歯を失うと、歯の土台となる歯槽骨が小さくなり、歯の再建が難しくなる。自分の骨や人工骨を移植するなどの方法があるが、手術時の負担が大きい。

 チームは、ヒトの骨髄幹細胞を培養した液の上澄みを濃縮し、その粉末を精製水に溶かしたものを、左上の奥歯が欠損した40代女性の患部に、インプラント(人工歯根)とともに移植した。

 その結果、歯槽骨が再生し、女性は約5カ月後には硬いものも食べられるようになった。チームは以前、幹細胞を移植することによって歯槽骨を再生させることにも成功しているが、幹細胞にはがん化の危険性があるため、より安全な治療法を模索していた。

 幹細胞そのものでなくても骨が再生するメカニズムについてチームは、幹細胞に含まれるたんぱく質が培養液に溶け出し、そのたんぱく質の働きによって、体内にもともとある幹細胞による骨の再生が促されたとみている。上田教授は「幹細胞移植を伴わなければ、細胞を培養する施設運営のコストや、極めて厳格な管理が不要になり、治療の実用化が容易になる」と話す。

2011年5月11日水曜日

地球の重力の40万倍でも生存可能

 車が急加速しただけでも辛いです。意識が置いていかれそうです。超重力の下でも増殖出来る細菌はどこでも生きていけそうです。

 タフであるために大きな体を持つ必要はないということが証明された。ある種の微生物は地上の40万倍という重力のもとでも生存できるという。
 これに対して、ほとんどの人間は地表の重力(G)の3~5倍に相当する力を受けると意識を失う。
 日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)の生物学者、出口茂氏は、40万Gという極端な「高重力」は通常、非常に重い星の表面や超新星の衝撃波の中など宇宙環境にしか見られないと話す。
 出口氏の研究チームは、超遠心機と呼ばれる装置を使い、地上で高重力を作り出すことに成功した。
 研究チームは、人間の大腸菌(Escherichia coli)を含む5種の細菌を超遠心機にかけ、徐々に重力を高めていった。重力が増すにつれ細菌はかたまって粒状になったが、互いに強く密着させられても生育に支障はないようだった。5種とも、数千~数万Gの重力下で正常に増殖した。
 大腸菌と、土壌中によく見られるパラコッカス・デニトリフィカンス(Paracoccus denitrificans)の2種は、40万3627Gという負荷のもとでも生育した。
 微生物が高重力に耐える能力の一部は、その体の大きさとも関係していると出口氏は説明する。生物の体は、大きくなればなるほど重力の影響を受けやすくなる。人間のような多細胞生物の体は、ほんの何Gかの力で壊れはじめ、押し潰されてしまう。
 細菌が高重力環境に適していることには、生物学的な理由もあると出口氏は言う。人間の身体を構成する真核細胞と異なり、細菌の細胞は細胞小器官と呼ばれる特殊な構造を持たない。例えば人間や動物のDNAの大部分を収めている細胞核や、真核細胞のエネルギー生産工場であるミトコンドリアなどが細胞小器官だ。
 細胞小器官が高重力にさらされると、密集して「沈降」状態になりやすいと出口氏は説明する。細胞は、その重要な構成物が乱雑にぎっしりと積み重なった状態になると、基本的に機能を停止する。
「これに対して(研究で使われたような)原核生物の細胞には細胞小器官がなく、沈降の影響も小さい」という。
 さらに今回の研究結果は、細菌の中でも一部の種が他の種よりも高重力に強いということを示唆している。その理由は不明だ。「微生物の種類により高重力への耐性に違いがあるかどうかを言うためには、さらに研究を重ねる必要がある」と出口氏は話す。
 今回の発見は、地球上の生命の起源は古代に小惑星や彗星に乗って地球にやって来た微生物にあるとするパンスペルミア説の考え方と一致する。
 計算によると、古代に小惑星や彗星が地球に衝突した際に飛び出した宇宙由来の岩石の加速度は、最大30万Gに達したものと推定される。今回の発見から、そこに乗ってきた一部の微生物がそのような環境を生き延びた可能性が見えてくる。
 とはいえ、「どんなものであれ地球外生命が存在するというはっきりとした証拠があるわけではなく」、パンスペルミア説を裏づける確実な証明は存在しないと出口氏は話す。
 出口氏はさらに、今回の研究には、少なくとも微生物の形での地球外生命を探索できる対象範囲を広げるという幸運な成果もあった指摘する。例えば、木星型惑星と小型の恒星の中間の質量を持つ褐色矮星の表面重力は10~100G程度と計算されている。「太陽系外に生命が存在するとしたら、その生命は、これまで考えられてきた以外の場所で生存し、その環境を利用している可能性がある」。

2011年5月10日火曜日

起きているときにも脳の一部は昼寝している

 自分は平日はだいたい3時間睡眠です。歳のせいかあまり平日は眠れません。これで休めていると思っていましたがそうでもないらしいです。目が覚めている昼間でも脳が居眠りしているそうです。そういえば、寝てはいないけど記憶がない時間があったりします。車を運転しているときに信号が何色だったか覚えていなかったり、いつもの通勤路なのに通った記憶がなかったりします。危ないですね。

 少しの睡眠でも大丈夫と思っている人には、ハッとするようなニュースだ。完全に覚醒しているときでも、脳の一部は「居眠り」している可能性のあることが、ラットを使った最新研究によって明らかになった。
 ラットを睡眠不足にして脳の電気的活動を観察したところ、問題解決をつかさどる脳の領域が一種の“局所的睡眠”に陥っていたことが明らかになった。この状態はおそらく、睡眠不足のヒトにも生じていると研究チームは述べている。
 驚くべきことに、脳の一部が睡眠に似た状態に陥っていても、「(ラットの)覚醒状態が通常と異なることは傍目にはわからなかった」と、ウィスコンシン大学マディソン校の神経科学者で今回の研究を共同執筆したジュリオ・トノーニ氏は話す。局所的睡眠の状態にあるときも、脳の全体的な活動はラットが完全に覚醒していることを示しており、行動にも異常は見られなかった。
 この局所的睡眠という現象は、「意義は不明だが興味深い観察事例というだけでなく、実際に行動に影響を及ぼす。つまり、ミスをするようになるのだ」とトノーニ氏は言う。例えば、前肢を使って砂糖玉を取るという難度の高い課題をラットに与えたところ、睡眠不足のラットは成功率が低かった。
 研究チームは、ラットの頭部に脳波センサーを取り付け、脳の電気的活動を記録した。ラットが覚醒しているときには、予想通りニューロン(脳内で信号を受け取り伝達する神経細胞)が高頻度かつ不規則に発火した。
 一方、睡眠中はニューロンの発火頻度が下がり、脳波は規則的に上下するパターン(徐波)を示した。ノンレム睡眠(急速眼球運動を伴わない睡眠)と呼ばれるこの状態は、ラットやヒトの睡眠全体の約80%を占める。
 トノーニ氏によれば、通常「ラットはしょっちゅう昼寝をする」が、研究ではおもちゃを使ってラットの気をそらし、数時間眠らせないようにした。その結果、過労状態となったラットでは、大脳皮質の2つの領域において、ニューロンが本来なら睡眠時に現れる徐波を示した。
 覚醒している脳の一部が睡眠状態に陥る理由は不明だが、哺乳類が睡眠をとることと無関係ではない可能性がある。哺乳類がなぜ眠るのかは、今なお残る謎だとトノーニ氏は話す。
 有力な説は、ニューロンは常に新しい情報を「記録」しているため、自らをリセットし、また新たな情報を記録できるように、どこかの時点で「スイッチをオフ」にする必要があるというものだ。
「この説が正しいとすると、(睡眠をとらずにいた場合)どこかの時点でニューロンは飽和し始め、受け取れる情報の量が限界に達することになる」。そのため、ニューロンは「休息してはならないときに休息をとる」ようになり、その代償として「馬鹿げた」ミスをしでかすとトノーニ氏は言う。
 トノーニ氏によると、睡眠不足は危険な事態を招きかねず、しかもこの種のミスは今後、増える可能性があるという。
 理由のひとつは、睡眠時間の短い人が増えていることだ。米国疾病予防管理センター(CDC)の2008年の調査では、一晩の睡眠時間が7時間未満という人が米国の成人の約29%を占め、また慢性的な睡眠障害や覚醒障害に悩む人は5000万~7000万人に上った。米国睡眠財団によると、一般に成人には1日約7~9時間の睡眠が必要だという。
 さらに重大な問題は、たとえ眠気を感じていなくてもミスをする可能性があることだとトノーニ氏は警告する。「自分では元気一杯だと感じていて、問題なくやれているつもりでも、脳の一部領域はそうでない状態の可能性がある。その領域は、判断や決定をつかさどる場所だ」とトノーニ氏は述べた。

2011年5月9日月曜日

がん治療・老化防止・性欲増進 富を誇示する飾り

 タイトルだけだと怪しい商品の広告みたいだ。老化防止の字を見ると食いついてしまう年代だけど画像を見てがっかり。
 世界一爪が長い人の爪みたい。この画像を見たあとではいくら粉末にしても、ナッツのような風味と言われても口にすることは出来ないな。

 中国のチベット高原に生息する冬虫夏草(トウチュウカソウ)が、地元の農村に多額の現金をもたらしているという。
 冬虫夏草は蛾の幼虫に寄生する菌類で、死んだ幼虫の頭部から人の指ほどの長さの草のようなものを生やす。
 ナッツのような風味で薬効があるという冬虫夏草は、癌の治療や老化対策、性欲増進などの分野で珍重されており、遠く離れた北京、上海などの急成長する都市部で需要が急上昇している。
 中国ではすりつぶして粉末で売られているほか、そのまま飾りとして、つまり富を誇示するものとして使われている。
 チベットや、ネパールからブータンのヒマラヤ地方では、ヤクを飼う遊牧民が冬虫夏草を採取し販売して現金収入を得て裕福になっている。
 菌類の研究者でこの現象を調査しているダニエル・ウィンクラー氏は、冬虫夏草の価格が1997年から2008年にかけ、一説によると10倍にも上昇したと話す。
 ヤクの遊牧民が、今ではオートバイに乗り、都市部にアパートを持ち、子供を学校に通わせているという。村の仕事のために人を雇っているとウィンクラー氏は語る。
 採取の際には、幼虫のイモムシと寄生した菌をそのままの形で地面からら引き抜く。調子が良ければ、1年間暮らせるだけの現金を1カ月間で稼ぐことができる。チベットの農村部では、現金収入の40%以上を冬虫夏草が占めている。
 コロラド大学ボルダー校で地理学の博士課程にあるマイケル・オルスガード・スチュワート(Michelle Olsgard Stewart)氏によると、雲南省は世帯の年間現金収入の60~80%を冬虫夏草の売り上げが占めており、学費、食費、冷蔵庫やオートバイの購入、家畜の費用などに充てられている。
 冬虫夏草を研究しているスチュワート氏は、冬虫夏草の価格が急騰し、年に1度の採取に加わる人の数が増えていると話す。「以前は世帯あたり1人か2人だったようだが、いまでは3人から5人が冬虫夏草の採取に出ていく」という。
 青海省など冬虫夏草の産地の一部では、冬虫夏草が育つ牧草地への立ち入りを巡る争いで毎年死者が出ている。冬虫夏草の経済的な重要性を象徴的に表わすものだとスチュワート氏は指摘する。
 昔からの放牧地で権利があいまいな場所や、政府が介入して外部者に許可が売られた土地は、紛争が起きる傾向がある。
 スチュワート氏が研究対象とする雲南省では、死者が出るような衝突は起きていない。同氏は「立ち入りできる採取区域についてかなり明確なルールがあるようだ」と語り、おそらくこのためだろうと説明している。
 冬虫夏草の過剰採取を科学者は心配しているが、収集されたデータによるとまだ余裕があるようだ。
 1人あたりの採取数は減少しているが、スチュワート氏が買付人に聞いた話では購入できる冬虫夏草の減少は認められないという。
 これはウィンクラー氏のデータに合致している。次の世代の幼虫に寄生する胞子を放出する菌は、データによると地中に十分に残っている。「幼虫は採取の大きな影響を受けないらしい。菌も今のところ十分な量の胞子を放出しているようだ」とウィンクラー氏は話す。
 菌が減少しているかもしれないという話は2008年に表面化した。中国科学院の環境学者が、冬虫夏草の菌は20年前の数の3~10%にまで減少しているという報告を発表したのだ。しかしこの報告は基本データが欠けているとウィンクラー氏は指摘している。
 もし仮に冬虫夏草の市場が破綻したらどうなるのか。ヤク遊牧民の経済が破壊される可能性があると両氏は心配する。ただスチュワート氏は、値下がりは緩やかに進むため、コミュニティは対応が可能で破綻はないと考えている。

2011年5月8日日曜日

時間旅行は無理らしい

 ウィリーが瞬間移動を成功させてたから時間の移動もそのうち出来るんじゃないか?
 ビッグバンを利用するという考えを捨てて考えた方が近いかもしれない。

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のブラウン博士に心酔して「次元転移装置」の開発を考えているなら、やめておいた方が良さそうだ。最新の研究によると、実験室で生成した極小サイズの“ビッグバン”を分析した結果、タイムトラベル(時間旅行)がまったく不可能であることが示されたという。

 夢を砕いたのは、アメリカ、メリーランド大学のイゴール・スモリアニノフ氏とハン・ユージュ(洪玉珠)氏。光の曲がり方が通常とは異なる先進素材を使って宇宙誕生をシミュレーションした。

 実験の結果、「前進する“時間の矢”を後ろ向きに曲げ、既成事実を元に戻す」という現象は実現不可能と示された。

 スモリアニノフ氏は、「タイムトラベルは現実世界で一度も成功していない。今回の新素材により、それが永遠に不可能だと判明した」と語る。

 新しいビッグバン・シミュレーション装置は非常に小さく、幅はわずか20マイクロメートル(0.02ミリメートル)しかない。装置を構成する新素材は、金とプラスチックの薄片を交互に組み合わせた人工物質で、いわゆる「メタマテリアル」の一種である。メタマテリアルで光を操れば、“透明マント”の研究や、ブラックホールに閉じこめられた光の再現などさまざまな実験に利用できる。

 スモリアニノフ氏は、「研究で用いたメタマテリアルは、約137億年前のビッグバン時代の原始宇宙をモデル化するにあたって、十分妥当な素材だ」と説明する。

 メタマテリアルで作られたシミュレーション装置は、独特の光の曲げ方により、理論上の時空間モデル「ミンコフスキー空間」に近づき、3次元の空間に時間の次元を組み合わせた4次元宇宙のモデルとして機能する。メタマテリアルの平面での水平運動はおおむね空間の3次元に相当し、垂直運動は時間経過に応じた動きを示す。

 スモリアニノフ氏とハン氏は、緑色レーザービームを使い、メタマテリアル内でビッグバンに似た現象を発生させる実験を行った。レーザー光が金原子に当たると、自由電子の振動によって擬似的な粒子「プラズモン」が生成される。

 プラズモンはレーザーがぶつかった点から放射状に外へ広がっていった。これは、「ビッグバン後、ある一点から物質粒子が放射状に広がった」という宇宙科学の想定に適合する。

 観察を続けていくと、放射状に広がるプラズモンが外側に移動するにつれて、経路が“ブレて”いくことがわかった。この現象は、「介入がなければ、システムは時間の経過とともに無秩序になる」という「熱力学第二法則」、いわゆる「エントロピー増大の法則」に合致する。

 このシミュレーションモデルにおいてタイムトラベルは、「プラズモンが以前に移動した経路とまったく同一の経路に沿って移動し、“輪”を完成させる」現象として表現される。ところが、エントロピーの影響などにより、プラズモンが経路を一度外れると、輪を描くことはもはや不可能だった。

 結果として、「宇宙に存在する粒子も時間を逆行できない」という結論が導き出される。

 ただし、スモリアニノフ氏は、今回の研究が完璧には程遠いと認めている。「現実世界にどの程度当てはまるのか、現時点では判断できない」。

 ほかの研究者からも疑問の声が上がっている。カリフォルニア大学デービス校の宇宙学者アンドレアス・アルブレヒト氏は、「彼らのメタマテリアルは原始宇宙のモデルとして適切とは言えない」と述べる。「ミンコフスキー空間はあくまで理論であり、現実の宇宙を知るためには、ほかにすぐれたモデルや観測データが存在する」。

 アリゾナ州立大学の理論物理学者ローレンス・クラウス氏も同様に、「このビッグバンモデルは、現実の宇宙をあまりに単純化しすぎている」と指摘している。

 宇宙には未解明の謎が数多く存在しているため、タイムトラベルの夢が消えたわけではない。例えば物理法則は、宇宙での位置によって左右されるのかもしれない。もしエントロピーが減少するという物理法則に反する宇宙に存在したら、映画のストーリーも現実味を帯びてくる。

 カリフォルニア大学のアルブレヒト氏は次のように語っている。「エントロピーが常に増大するとは限らない世界も想定できる。“時間の矢”が後進すると考えると、過去や未来に対する概念も全く異なってくる。時間軸が一方通行という常識も通用しないだろう」。

2011年5月7日土曜日

ゴリラが麻薬に追い詰められてるって

 ゴリラって怖いけどぬいぐるみだと可愛いかも。動物園でうんち飛ばしてくるんだって?
 動物たちの居場所をなくしてまで薬はやめましょうょ。

 希少な野生動物マウンテンゴリラの生息地、ヴィルンガ国立公園。内戦によって壊滅状態に追いやられたこの地にいま、新たな火種が持ち込まれている。

 2011年4月初め、中部アフリカのコンゴ民主共和国東部にある同公園で、1人の自然保護レンジャーが反政府勢力によって射殺された。この3カ月で殺害された8人目のレンジャーとなった。

 木炭の違法取引によってゴリラの生息区域が破壊されたヴィルンガで現在、新たな違法ビジネスが横行しつつある。大麻栽培だ。公園南地区の管理を担当するイノセント・ブラヌンワ氏は、「木炭取引と同じ組織が関与しているのは間違いない」と主張する。

 2009年には木炭と大麻の取り締まりが実施され、大いに効果を上げた。だが、公園内に居住するルワンダ解放民主軍(FDLR)が再び取引に手を染め始めたのだという。

 コンゴ民主共和国東部の都市ゴマにオフィスを持つフランクフルト動物学協会の代表ロバート・ミューア氏は電子メールでの取材に対し、「最近のFDLRの襲撃は激しくなる一方だ。どうやら戦術を変えているようで、レンジャーたちは完全に劣勢だ」と説明している。

 大麻問題が勃発するまでは平穏だった、公園内のニアムラギラ火山地区。ちなみにゴリラの生息区域からは離れている。レンジャーたちは、大半が無政府状態のコンゴ東部で、数十年もの間、武装勢力や密猟者、略奪者と戦ってきた。アフリカ最古の国立公園ヴィルンガは、いまや戦場の様相を呈している。

 FDLRは1994年のルワンダ虐殺に関与した組織で、現在はヴィルンガの森を拠点に、木炭を森から街へと運び違法に販売する業者を“保護”している。レンジャーたちによると、地元の住民はFDLRに金銭や食料、携帯電話、薬を提供する代わりに、森での木炭生産を許されているのだという。

 木炭用に樹木が根こそぎ伐採された跡地は、FDLRが大麻草を植える可能性が高い。収穫、乾燥後のマリファナを販売ルートに乗せる、あるいは戦闘服や銃、弾丸と交換する場合もあるという。「木炭取引で森が破壊された上に、今度はマリファナだ」と公園の広報担当者ルアンヌ・キャド(LuAnne Cadd)氏は嘆く。3月には、森で大麻草を栽培した容疑で2人が逮捕されている。

 公園内を巡回するレンジャー達の目的は木炭取引の根絶で、マリファナ販売業者の追跡ではない。しかし最近、ニアムラギラ地区のキブンバ(Kibumba)を巡回していたところ、炭焼き窯に加えて大量に栽培された大麻草を発見した。その際、巡回中の15人はFDLRと目される武装集団から銃火を浴び、マガヤナ・バジルシャカ(Magayane Bazirushaka)氏が殉職した。

「炭焼き窯は、奇襲しやすい場所にレンジャーをおびき寄せる罠だったのではないか」とフランクフルト動物学協会のミューア氏は指摘する。「取り締まりの戦略について見直す必要がある。情報収集と監視を強化し、活動を多様化するべきだ。ヴィルンガは、ここ数年間で最も緊迫した状況にある。公園を守るために法的措置を見直すのはいましかない」。

 幸いなことに、ヴィルンガのマウンテンゴリラの個体数は7年間で26パーセント増加し、480頭にまで回復している。

 同公園のエマヌエル・ド・メロド理事長によると、レンジャー達はマリファナの違法取引を阻止するための新たな措置について検討中だという。

2011年5月6日金曜日

加熱用の肉を殺菌して生食用として販売するのってどうょ?

怖すぎ。ユッケ食べたばかりだよ。めちゃめちゃ腸が強いけど怖いな。小さな子供さんが2人も亡くなってる。食べなくてもいいものは子供には与えない方がいいな。お肉で商売してる人がやっちゃいけないこどだよ。

 富山県砺波市の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」砺波店で、生肉のユッケを食べた同県高岡市の男児(6)が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染し、死亡した集団食中毒で、東京都板橋区の食肉販売業者がユッケ用と認識しながら、加熱用の肉を殺菌消毒して卸販売していたことが1日、食肉販売業者などへの取材でわかった。

 同チェーンを運営するフーズ・フォーラス社(金沢市)も加熱用と認識しており、取材に対し、「安く仕入れたかった」と説明している。

 同チェーンでは4月、福井市の店舗で食事をした男児(6)も「O111」に感染し、死亡しており、富山、福井両県警は、業務上過失致死容疑の可能性もあるとみて店側などから事情を聞いている。

 食肉販売業者によると、フォーラス社から商談があったのは2年前。厚生労働省の基準に沿った生食用の肉は扱っていなかったが、アルコールで殺菌し、真空パックに入れる安全対策を講じることでフォーラス社と話がまとまったという。

 業者は取材に対し、「ユッケに使うことは聞いていた」としたうえで、「生食用でない肉をユッケに使うかどうかは、あくまで買った側の判断」と話している。

2011年5月5日木曜日

善玉腸内菌が体内でエネルギーバランスの調節係もしている

 最近ヨーグルト食べてないな。菌をもらって何ヶ月か育ててた時があったな。普通のヨーグルトよりも酸味がなくてぽってりしてて美味しかった。あの菌なんだったんだろう。またやりたい。

 野菜などに含まれる食物繊維と、ヨーグルトなどの善玉腸内細菌によって作られる「短鎖脂肪酸」が、生体内でのエネルギーのバランスを調節する役割を果たしていることを京都大大学院薬学研究科の辻本豪三教授らの研究グループが突き止め、25日に発表した。肥満や糖尿病の予防・治療につながる成果で、米国科学アカデミー紀要(電子版)に近く論文が掲載される。

 研究グループによると、短鎖脂肪酸が交感神経にある「GPR41」という受容体を活性化。摂食後のエネルギー過剰時には、GPR41が交感神経を刺激してエネルギー消費を増大させる。一方、飢餓状態の際はケトン体という物質が肝臓で合成され、ケトン体がGPR41を通じて交感神経を抑制し、エネルギー消費を減少させる。遺伝子改変マウスの実験で調べた。

 研究の中心となった京大大学院薬学研究科の木村郁夫助教は「食物繊維の多い野菜、ヨーグルト、乳酸飲料の摂取が体にいいことが一つ証明された。肥満や糖尿病の治療薬などの開発につながる可能性もある」としている。

2011年5月4日水曜日

危険な場所を見てきてくれるロボットを原発に投入

 さまざまな技術を集結させて少しでも早く事故が収束して欲しいです。でもロボットに放射能が付いちゃうんですよね。せっかく作られたのに少し可愛そうな気がします。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、国産ロボットが近く投入される見通しになった。

 千葉工大や東北大などの研究チームが開発した災害救助支援ロボットで、原発調査用に急きょ改造された。政府と東電が設置した事故対策統合本部でロボット技術の導入検討を担当する浅間一・東大教授が24日、明らかにした。

 投入されるのは、化学テロなどの際に、人間に代わって現場に入り、情報収集をするロボット「Quince(クインス)」。全長66センチ、幅48センチで、無限軌道(クローラー)で覆われた、戦車のような姿。側面には四つの小型クローラーが付いており、「がれきの走破性能は世界一」(田所諭・東北大教授)という。

 原子炉建屋内は遠隔操作の電波が届かない場所もあるため、2台1組でロボットを運用するよう改造した。1台は長さ500メートルのケーブルを使って、隣接するタービン建屋から人間が遠隔操作し、中継用ロボットとして建屋1階に待機させる。もう1台は階段を上って2階以上を調べ、建屋内の映像をはじめ、温度・湿度、放射線量などのデータを中継ロボット経由で送る。

2011年5月3日火曜日

半永久的に発電可能の風力発電計画が始動します

 風が風車を回し発電機を動かし電気を作ります。風の力の4割を電気エネルギーに変換することが出来るそうです。せっかく吹いてる風も無駄にせずエネルギーに変えましょう。発電機のコストも安く、CO2も排出しないなど利点はありますが電波障害を起こしたり、計画的な発電が出来ないなどの欠点もあるそうです。風任せって言葉通りですね。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、海に風車を浮かべて発電する「浮体式洋上風力発電」の実証研究に向けた調査活動に乗り出す。調査は産業界や大学などに委託し年内に始める計画で、5月にも委託先の公募を始める。海に囲まれた日本は、洋上風力発電に適した海域を多く抱える。NEDOは近海に浮体式を導入する可能性を技術や経済性の面から探り、自然エネルギーを地球温暖化対策と産業競争力の強化策に生かす道筋を広げたい考え。

◆開発進む欧州

 洋上風力発電設備には2種類あり、一つが水深50メートル程度までの浅い海底に風車を固定する「着床(ちゃくしょう)式」だ。もう一つが50~200メートルという深い海域に適した「浮体式」で、風車を支える土台を浮かべてチェーンなどでつなぎ止める仕組み。

 すでに世界45カ所超で1000基以上の洋上風力発電が稼働し、この分野の開発が盛んな欧州で大規模発電所が相次ぎ誕生している。例えばデンマークでは、20万世帯分の年間電力消費量に相当する91基の風車を建設する計画が具体化した。

 ただ、日本の開発は発展途上にあり、NEDOが昨夏から着床式の実証研究を進めたばかりで、欧州の後塵(こうじん)を拝しているのが実情だ。今回の調査の背景には、そうした現状を打破したいとの危機感がある。

 特に浮体式は先行するノルウェーを除くと世界各国がようやくスタートラインに立ち始めた未開拓分野だけに、競争優位性を発揮するチャンスが残されている。日本風力発電協会の斉藤哲夫企画局長は「造船や機械などのモノづくり技術を生かせば、浮体式で世界のトップランナーを狙える」と強調する。

 こうした期待を背に、NEDOは浮体式の調査を2段構えで急ぐ方針だ。まずは浮体式の実現可能性を探る先行調査を年内に実施。その上で来春までに実証研究前の本格調査に着手し、調査委託先も改めて募る。これを踏まえ、実証機を設置し実用化に向けた課題を洗い出す。

 ◆条件そろう洋上

 世界的に洋上風力発電の導入機運が高まる理由は、陸上に風力発電に適した土地が少ないからだ。その点、洋上は「発電を行いやすい条件が整っている」(NEDO新エネルギー部)という。風速が陸上の1.2倍以上と強く、風の乱れも小さいほか、景観や騒音などの環境問題も引き起こしにくい。

 NEDOは洋上風力発電を深い海域に低コストで建設するためのノウハウの獲得を進めたい考えだ。風車の大型化によって1機当たりの発電出力が増大すれば、発電設備の数が減る。浮体式の場合、風車を載せる基礎構造物の建設に多額の費用がかかるが、大規模化すれば基礎部分の設置コストを下げられる。

 これは発電コストの低減にもつながる。導入が進む陸上風力の発電コストは、1キロワット時当たり10円前後。現在の浮体式洋上風力は陸上風力の倍以上になるとみられるが、中長期的には陸上と同水準を目指す。

 洋上風力発電の可能性はどの程度か。NEDOは、日本の岸壁から30キロメートル離れた深さ200メートルまでの海域に風速毎秒7メートルの風が吹くと仮定した場合のエネルギー利用可能量を試算した。それによると約12億キロワット。これは洋上風力発電設備を可能な限り敷き詰めた場合の数字だ。

 東京大学大学院の石原孟(たけし)教授によると、さまざまな条件を考慮して発電設備の設置可能領域を絞った場合、4800万キロワットの設備容量を確保できるという。風力の稼働率を3割と試算すれば、100万キロワット級の原子力発電所18基分に相当する規模だ。

 その上で石原教授は、産学官の技術開発を無駄にしないためにも「国家目標と戦略をいち早く作るべきだ」と指摘する。米国では2月に省庁横断的な洋上風力戦略を発表、中国や韓国も約20年後を見据えた導入計画を策定しており、日本の巻き返しが急がれている。

2011年5月2日月曜日

外来生物ちゃんと管理しましょう

 タンポポもほとんど外来種なんですよね。たしか。国産のものは姿を消したとかいうニュースを見たことがあります。日本独自の生物がどんどん減ってきています。

 琵琶湖で釣られた外来魚を回収する滋賀県の駆除事業で、2010年度の回収量が21・5トンに上り、前年度に続き、過去最高を更新した。企業・団体が社会貢献として参加する「外来魚駆除協力隊」の増加や、京阪神の子どもを対象にしたイベント開催が好結果を後押ししたという。
 県は在来魚保護のため、県琵琶湖レジャー利用適正化条例で釣り上げた外来魚の再放流を禁止し、回収用のボックスといけす計95基を湖岸に設置している。回収量は前年を3・3トン上回り、事業がスタートした03年度から比べると2倍以上に増えた。
 外来魚駆除協力隊は、企業・団体が県から釣りざおを無料で借り、自主的に釣り大会を開く取り組み。10年度は前年度より約450人増え、事業所や青年会議所、ボーイスカウトなど延べ20団体約1300人が参加した。県琵琶湖レジャー対策室は「参加者が楽しめる社会貢献として口コミで広まった」と話す。
 小中学生が夏休み中の釣果を競う県の「びわこルールキッズ」は、前年度に引き続き京阪神にも参加を呼び掛けた。キッズ対象の釣り大会には延べ400人が参加した。

2011年5月1日日曜日

ぐっと濃いロイヤラクチンのサプリ

 この物質を使って薬剤が開発されるようになり出回る日も近いかもしれません。肝機能を保護したり細胞を守り、コレステロールの代謝を良くしたりなどいい成分が含まれているそうです。

 蜜蜂の幼虫を女王蜂に成長させる物質は、働き蜂が分泌するロイヤルゼリーに含まれる「ロイヤラクチン」と呼ばれるたんぱく質であることが分かった。富山県立大工学部生物工学科の鎌倉昌樹講師(40)が発見し、24日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 ロイヤルゼリーを与えられた幼虫だけが女王蜂になることは100年以上前から知られていたが、その機能を担う成分が初めて突き止められた。鎌倉講師は「蜜蜂を安定供給する飼育法の開発や、働き蜂が突然いなくなる蜂群崩壊症候群の解明に役立つのではないか」と話している。
 女王蜂は全て雌である働き蜂に比べて成長が早く、体格は1.5倍、寿命は20倍。女王蜂だけが産卵でき、1日に約2000個もの卵を産む。ロイヤラクチンは、哺乳類の肝臓に相当する脂肪体にある「上皮増殖因子受容体」(EGFR)に作用することで、これらの特徴を生じさせることも分かった。
 このうち産卵数については、EGFRを介し、頭部のアラタ体から「幼若ホルモン」の分泌が促進されて増加に至るという。