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2011年5月23日月曜日

高血圧の体質の遺伝子が見つかった。

 自分も高血圧になりそうな記事ですね。
 ウチの家系は60歳くらいまでは低血圧で過ぎると結構高めになるみたいです。
 酒は強いが。

 心筋梗塞の要因となり、日本人の多くが悩む高血圧の体質を決める遺伝子を発見したと、国立国際医療研究センターが発表した。欧州の研究では白人で同種の遺伝子が見つかっていたが、東アジア人での発見は初めて。16日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に掲載された。
 同センターによると、30歳以上の日本人の4割が高血圧と推定されており、遺伝体質ごとの健康指導や治療法の開発が期待される。
 研究は米国や中国などの国際共同チームが実施。5万人以上の東アジア人の全遺伝情報を統計学的に解析し、血圧の体質を決める13種類の遺伝子を特定した。
 このうち1種類は、酒に強いか弱いかを決める遺伝子で、飲酒後に生じる悪酔いの原因物質アセトアルデヒドを分解する酵素を作る「ALDH2」だった。
 ALDH2が活性を示す「左党」タイプの人は不活性型と比べて、血圧が上昇する傾向を示した。心筋梗塞のリスクが高いようにみえるが、活性型の人は悪玉コレステロールの低下と善玉コレステロールの増加傾向も示し、総合的にはリスク低減効果の方が大きいという。
 ただ、高血圧体質には他の遺伝子も関わる上、生活習慣も大きな要因となる。同センターはALDH2のリスク低減効果について、「飲酒が適量ならばの話」としている。

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