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2011年5月29日日曜日

舌が感じる甘味と苦味とうま味の細胞は酸味と共通している

 病気で味が分からなくなるとか聞いたことがあるけど、食べるの大好きな自分としてはそれだけはいやだな。
 味覚がなくなるのと、歯がなくなるのは避けたい。
 色んな悪いことは避けたいんだけど。

 舌でさまざまな味を個別に感じる細胞のうち、甘味や苦味、うま味を感じる細胞は、酸味を感じる細胞と共通した前段階の細胞から分かれてできることが分かった。東京大と理化学研究所の研究チームがマウスの実験で解明し、15日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
 味覚はこれら4種類の味と塩味が基本で、腐敗したり毒があったりする食物を避け、栄養になる物を食べて生き抜くのに重要。研究成果は味覚進化の解明や味覚障害の新治療法の開発に役立つという。
 東大大学院農学生命科学研究科の松本一朗特任准教授(現米モネル化学感覚研究所研究員)や応本真特任助教らは、味細胞と周辺の細胞の違いをもたらす遺伝子を網羅的に解析した。
 その結果、甘味、苦味、うま味の細胞に限って生じるたんぱく質「Skn-1a」を発見。このたんぱく質を作る遺伝子が働かないよう操作して誕生させたマウスでは、これら3種類の味を感知できなくなる一方、酸味の細胞が増えていた。
 この遺伝子が甘味、苦味、うま味を感じる細胞になるか、酸味を感じる細胞になるかを制御していると考えられるという。

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