ジュウシマツは仲間の歌を聴いて誰がどう歌っているか聴き分けるそうです。
メスのタイプ別に歌い分けてるのかなぁ。ジュウシマツって飼ったことないや。
ジュウシマツの歌を聴き分ける能力は、生後に仲間の歌を聴くことで備わることが、京都大生命科学研究科の渡邉大教授(神経科学)、安部健太郎助教の研究で分かった。言語能力を得る仕組みの解明につながる成果で、英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」で27日発表する。
ジュウシマツは、オスが短い鳴き声(音素)を組み合わせた歌でメスに求愛する。周波数の分布が違う約30種類の音素を出すことができ、その順序を変えてさまざまな歌を歌うことができる。
音素の順序に「文法」があるらしいことは分かっているが、文法の役割や意味は不明で、どこまで聴き分けているのかも分からなかった。
安部助教たちは、生後40日ぐらいの巣立ち後の若いジュウシマツに、聴き慣れた音素の順序を一部入れ替えた「改変歌」を聞かせ、並び替えに気付くかどうか調べた。
ほとんどのジュウシマツはある特定の入れ替えに気付いて鳴き声を上げたが、巣立ち後に仲間から隔離して育てた個体は気づかなかった。歌の聴き分けには、仲間の歌を聴いて学習し、文法を覚えることが必要らしい。
安部助教は「歌を識別するときに大脳の特定の神経領域が活発に働いていることも分かった。聴き分けのメカニズムを神経レベルで明らかにしたい」と話している。
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