去年の夏は暑かったな。今年もまた同じくらい暑いんでしょうね。
今年はエアコンに頼れないっていうのが痛いですね。
とりあえず充電式の扇風機を1台注文。夏真っ盛りのころ届く予定。
どれくらい効果があるんだかな。
調子良さそうなら何台か手に入れて周りの人に届けたいな。
福島第一原発の事故で、今年の夏は節電がいっそう求められる。そうした中、比較的涼しいうちに暑さに強い体を作ったり、冷却グッズを活用したりするなど、消費電力の高いエアコンだけに頼らない熱中症対策が注目されている。
冷却グッズの活用も
熱中症は、暑さが原因で体温調節がうまくできなくなって起こる障害のこと。人は暑い時、自律神経の働きによって、末梢血管を拡張させて皮膚に流れる血液を多くしたり、発汗させたりすることで体内にこもった熱を逃し、体温を調節する。
しかし、高温の環境に長時間置かれると、皮膚に集まった血液の流れが滞り、熱放散による体温調節ができなくなる。体に熱がたまって起こる主な症状は、めまい、頭痛、吐き気、けいれん、意識障害などだ。
熱中症を甘くみてはいけない。総務省消防庁によると、記録的な猛暑だった昨年、熱中症で救急搬送された人は約5万6000人(5月31日~10月3日、速報値)。このうち搬送直後に172人が死亡した。
注目したいのは、搬送された人の5割近くを65歳以上の高齢者が占めたこと。京都女子大教授の中井誠一さん(運動衛生学)は「体温の調節機能が衰え、体内の水分量が若い人より少ないのが高齢者の特徴。まめな給水を心がけてほしい」と注意を呼びかける。
節電しながらも熱中症を防ごうと、日本生気象学会は5月、緊急提言を発表した。
目玉は、暑さに強い体作り。その具体策として、信州大教授の能勢博さん(スポーツ医科学)は「インターバル速歩」を提唱する。高齢者や体力に自信のない人でも手軽にできるからだ。
速歩きとゆっくり歩きを3分ごとに繰り返す。速歩きは、しばらくすると汗ばむのが目安。これを30分間行う。夏本番の前に週3日実施する。気温が30度を超す日もある6月は朝夕の涼しい時間がよい。
能勢さんは2001年から、インターバル速歩に関する調査を40~80歳代の男女約5000人に実施。その結果、高齢者だと2~4週間で汗をかきやすくなるなど体温を調節する機能が改善することがわかったという。
能勢さんは「30分以内に牛乳やヨーグルトを取ると効果がアップする」と話す。これらに含まれる糖分やたんぱく質が、血液中の水分量を増加させ、体温調節機能が改善するからだ。
緊急提言の掲げる冷却グッズも活用したい。手軽なのは水にぬらしたバンダナやスカーフ。動脈の通っている首にまくと、全身の血液を冷やすのに効果的だ。
寝苦しい夜を乗り切るのに活躍しそうなのは冷却パッド。冷蔵庫で冷やせるジェルをシーツに貼り付けたもので、ベッドに敷くとひんやりする。枕用もある。
消費電力の高いエアコンも使い方次第で節電できる。経済産業省は、「設定温度は28度に」と推奨している。26度と比べると、消費電力は1割抑えられるためだ。
ただ、これでは暑いと感じる人もいるだろう。
「そんな時は、温度を下げずに風量を強くするとよいでしょう」と話すのは、空調専門メーカー「ダイキン工業」の広報担当者。消費電力がエアコンの数十分の一とされる扇風機の併用も効果的で、室内に生まれやすい「温度のムラ」が解消されるという。
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