手口足病は5月頃から8月まで乳児の間で流行します。手や足や口の中にブツブツができて高熱が出る子もいるそうです。原因となるウィルスはコクサッキーA群やエンテロウィルスらが、咳やくしゃみなどの飛沫で感染が広がります。このウィルスに対する薬がないので自然治癒を待ちます。
手足口病の小児科定点医療機関当たりの患者報告数が、7月11-17日の週は10.97で、1982年の感染症発生動向調査の開始以来最多となった前週の9.72をさらに上回った。26日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめ(速報値)で分かった。
手足口病の定点当たり報告数は、5月9-15日の週から10週連続で増加していて、前週からは1.25ポイント増えた。
都道府県別に見ると、佐賀の39.65が最も多く、以下は福岡(37.15)、熊本(30.25)、兵庫(26.24)、愛媛(24.92)などと続き、西日本で多発している。
手足口病は、乳幼児を中心に夏季に流行する疾患で、同センターは「例年7月中旬から下旬に掛けてピークになることが多い」と、引き続き注意を呼び掛けている。
■リンゴ病は3週連続で減少
一方、この週の伝染性紅斑(リンゴ病)の小児科定点当たりの患者報告数は0.84で、前週(0.94)から0.1ポイント減少した。過去10年の同時期と比べると最も多いが、6月20-26日の週の1.47をピークに3週連続で減少している。
都道府県別に見ると、福島の2.08が最も多く、以下は宮崎(1.86)、長野(1.76)、群馬(1.69)、静岡(1.45)などと続いた。
■はしかは半減
この週のはしかの全医療機関からの患者報告数は7人で、前週(14人)から半減した。都道府県別では、埼玉、愛知が各2人、大阪、広島、愛媛が各1人だった。
はしかの患者報告数は、4月中旬から急増。4月25日-5月1日の週には38人となり、同センターでは「2009年の週平均報告数13.8人、10年の8.8人と比べて、大幅な増加」と注意を呼び掛けていた。
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