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2011年7月16日土曜日

ベッドを使ってメスを誘うチンパ

 サルもやっぱ人間に近いんですね。観察する人もよく見てたな。

 西アフリカのギニアに生息する野生のチンパンジーが、木の上部で枝を折り曲げてベッドを作り、メスに求愛する行動を日本モンキーセンター(愛知県犬山市)研究員の大橋岳さん(35)が確認した。

 寝るためにベッドを作ることは知られているが、求愛に利用するのがわかったのは初めて。17日に同市で開かれる日本霊長類学会で発表する。

 大橋さんは2002年7月~03年3月までの計135日間、ギニアのボッソウ地区に生息する野生チンパンジーの群れ(約20頭)を率いるリーダー格のオス「フォアフ」(当時22歳)の行動を追跡調査した。

 その結果、フォアフが群れから離れた場所にメスを連れ出した後、メスの前で木の上部にある比較的細い枝を折り曲げてベッドを作って体を揺すりながら求愛し、交尾に誘ったり実際に交尾したりする行動を22回確認した。さらに、大橋さんは、別のオスも同じようにベッドを作って求愛するケースを複数確認した。

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