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2011年3月20日日曜日

被曝すると健康にはどんな影響が…

 仙台の親戚が避難してきました。でも会社があるから2・3日で戻るそうです。こゎっ。
 特に人体への影響がある放射性物質はヨウ素、セシウム、ストロンチウムです。気象条件により飛び散り方がかわるのでテレビやラジオでこまめに情報を収集しましょう。屋内に退避と言われたら窓やドアを閉めて換気扇を止めましょう。洗濯物にも付着する可能性があるので室内に干した方がいいです。
 福島第一原発からの放射性物質の放出に伴って広がる住民の 被曝 ( ひばく ) 。

 具体的に、健康にはどんな影響が出るのだろうか。

 福島第一原子力発電所の正門付近で13日午前8時20分ごろに記録した毎時882マイクロ・シーベルトは、短時間の被曝であれば、健康に影響が出るレベルではない。

 仮に正門付近にいて、1時間放射線を浴びたとしても、東京―ニューヨーク間を航空機で4往復した際の放射線量と同じ。一般の人が日常生活で1年間に浴びる2400マイクロ・シーベルトは、正門で3時間ほど放射線を浴びる量に相当する。

 放射線による健康影響が生じるのは、放射線が遺伝子などを傷つけてしまうためだ。被曝後、数週間以内に出る急性の症状と、数か月から数年以上たってから出る症状がある。

 2~3週間以内に出る症状は免疫力の低下や貧血、出血など。骨にある骨髄が被曝でダメージを受け、白血球や赤血球などを作る機能が損なわれるため、こうした症状が出る。免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなる。腸管や脳が障害を受けることもある。

 被曝後すぐに症状が出なくても、数か月から数年以上たってから、白血病や甲状腺がんなどを発症することもある。

 妊娠から間もない妊婦が放射線を多く浴びると、胎児に奇形などが生じる危険性もある。

 被曝には、体の外から被曝する「外部被曝」と、放射性物質を吸い込み、体の内側から被曝する「内部被曝」がある。内部被曝の場合、放射性物質の排出を促す薬を服用するなどの対策が必要になる。

 原発事故に備え、事前にヨウ素を服用すると、内部被曝を抑える効果が期待できる。事前に放射性のないヨウ素を取り込むと、事故で空気中に放出される放射性ヨウ素が、排尿によって体外に放出されやすくなる。

 放射線には、中性子2個と陽子2個からなる「アルファ線」、高速の電子が「ベータ線」、エネルギーが高い電磁波である「ガンマ線」など様々な種類があり、それぞれに健康影響には違いがある。

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