なかなか余震が衰える気配がありませんね。通常の2.6倍だそうです。だんだん南下してきているようです。
この前の少し大き目な余震で食器棚の中が崩れ 気が付かずに扉を開いてしまいました。
これからもまだ続きそうなので少し片づけておかなくては。
東日本大震災で、強い揺れの余震が収まらない。11日のマグニチュード(M)7・0に続いて12日もM6を超える大きな余震が立て続けに被災地を襲った。気象庁のまとめでは、12日午後3時現在で、M5以上の余震は410回を数えた。日本で1年間に発生する平均数(155回)をわずか1カ月余で上回り、平均の2・6倍に達した。気象庁や専門家らは、世界最大級のM9もの本震で地殻のバランスがくずれ、放出された巨大なエネルギーの影響がなおも続いていることが相次ぐ余震の背景にあると見ており、警戒や注意を呼び掛けている。
気象庁によると、東日本大震災後の3月20日から4月10日の震度1以上となった余震の回数は1日当たり33~100回で推移している。4月7日には宮城県沖でM7・1(最大震度6強)の余震が起きたほか、11日には福島、茨城両県でM7(同震度6弱)の余震があり、福島県浜通りを震源とする有感の地震だけで30回を超えて発生した。
12日も千葉県沖でM6・4(同震度5弱)など余震が相次いだ。気象庁では東日本大震災の余震域を東西約200キロ、南北約500キロと広範囲に及ぶと見て、「大規模な余震は今後、どこで起きてもおかしくない。震度7の想定も必要だ」と依然、警戒が必要だと注意を呼びかける。
強い余震が続く要因について、東京大地震研究所の纐纈(こうけつ)一起教授(応用地震学)は「余震というのは、本震でできた断層のずれやひずみなどが、その後さらにずれて発生する。東日本大震災は巨大な地震だったため、ずれも大きく、箇所も多くあるので各地で大きな余震が起きている。余震は本震よりもM1くらい小さいものになるのでM7の余震が起きても不思議ではなく、M5以上の余震の数はおのずと多くなる」と指摘。この上で「これだけ大きな規模の本震なので、余震は少なくとも数カ月、場合によっては年単位で続くことが予想される」と分析している。
気象庁はさらに、12日から3日以内にM7(同震度5強)以上の地震が発生する確率を10%と推定。12日の会見でも「これまでの本震や余震で揺さぶられ、家屋や構造物が傷んでいる場合もある。同じ揺れでも危険性はより高くなるので十分に注意してほしい」と呼び掛けた。
大きな津波についても、東北大地震・噴火予知研究観測センター長の海野徳仁教授(地震学)は「東日本大震災の津波は広範囲の海底が短時間で変動して発生した。今後もM8程度の余震が海底で起きた場合には、大きな津波が来る危険があり、引き続き注意が必要になる」として震源が海底となる余震に警戒が必要だとしている。
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