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2011年4月9日土曜日

ES細胞から立体網膜組織を形成することに成功した

ES細胞から立体網膜 理研、世界初 色素変性症治療に光


 失明する確率が低くなったらいいですね。
 幹細胞をいじることが簡単になってくると美容、整形、豊胸などにも使われるようになってきています。腎臓病の治療で幹細胞治療をした患者さんが死亡した時奇妙な病巣を見つけたそうです。まだ危険性と隣り合わせの状態らしいです。

 マウスの胚性幹細胞(ES細胞)から立体的な網膜組織を形成することに理化学研究所の研究チームが世界で初めて成功した。ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)でも可能で、網膜色素変性症の治療など、人間での応用を目指す。7日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。網膜は光を感知する重要な組織。網膜色素変性症は失明する場合もある。自然には再生せず、幹細胞を用いた再生医療への期待が高い。

 研究チームはES細胞の塊を作り、培養液の中に放置。9~10日目で、目の原型の「眼杯」の形成を確認し、24日目に網膜のうち、6種類の主要細胞が層状構造を形作る約2ミリの「神経網膜」ができた。

 理研の永楽元次副ユニットリーダーは「人間への応用も技術的には数年で可能となるだろう」と話す。

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