眠りたいのに眠れないのは辛いですね。眠りに入るのが苦手でいつも2時間くらいかかってました。でも最近はすぐに眠れるようになりましたが3時間で目が覚めてしまいます。歳をとったんですね。それくらいの眠りで足りるようになったということは。。被災地から離れていても自分の地域はまだ余震があります。横になると地響きが聞こえてきます。怖いですね。
東日本大震災で、避難所生活を強いられている被災者や被災地周辺の住民は十分な睡眠が取れているだろうか。身近な人の死など精神的なストレスは不眠症を誘発。不眠症は他の病気の陰に隠れ、患者や医療従事者から「眠れないだけ」と軽視される可能性がある。しかし、不眠症が他の病気を引き起こすケースもあり、1カ月以上眠れないときは注意が必要だ
「余震が怖くて眠れない日が続く」「動揺して全然眠れなかった」東日本大震災では、被災者が口々に不眠を訴える。
長引く不眠は思考の柔軟性を失わせる。前向きな考え方ができなくなり、身体疲労の蓄積で免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなる。特に、眠れない間に不安や苦しみが強くなる▽悪夢を見る▽日中に眠気や集中力低下がある▽倦怠(けんたい)感が強い-などの症状が続くときは、投薬などの治療が必要になることもある。
不眠に対して恐怖心を抱くと余計に眠れなくなるため、不安を緩和するような心理的援助も欠かせない。国立精神・神経医療研究センターの栗山健一医師(37)は「眠ろうとすればするほど焦り、余計に眠れなくなって慢性不眠に陥る場合がある。数日ほど眠れなくても大丈夫だと理解してほしい」と話し、“眠りに対する身構え”が取れる日中の積極的な仮眠を勧める。「一時的に睡眠リズムが乱れる可能性はあるが、短時間でもしっかり寝られたという自信を感じられるようになるのは有効な手段」
◆精神的不調の引き金
快適に寝られる環境づくりも一般的な不眠症の対処法の一つだが、避難所では難しい。自宅に近い環境をつくるのが望ましいが、避難所ではなるべく広いスペースを用意したり、戸板などで間仕切りを作ったりしてプライベートな空間を作るだけでも効果はあるという。
適度な運動ができる状態であれば、負担にならない程度の有酸素運動を長期間継続するのも有効だ。音楽や読書など趣味を見つけてストレス解消に励むのも好ましい。たとえ眠れなくても目を閉じて、じっとしているだけでも、主観的な疲労度では眠った場合とほぼ同程度の回復力が得られるというデータもある。
ただ、不眠が1カ月以上続く場合は、鬱病や譫妄(せんもう)などの精神疾患が発症している可能性も疑われるため要注意だ。
栗山医師は「眠れないのは不眠症だけの症状ではない。過度の不眠により脳の疲れが蓄積されると、思考力や集中力が低下するだけでなく、さまざまな精神的不調の引き金となる場合がある。不眠のサインを軽視せずに受診してほしい」と話している。
入眠障害=寝付きが悪い
中途覚醒=眠りが浅く、途中で何度も目が覚める
早朝覚醒=早朝、目が覚めてしまう
熟眠障害=ある程度眠っても、ぐっすり眠れたという満足感が得られない
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