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2011年4月5日火曜日

人工的に細胞は作れるのか?

 咳が止まらなくて病院に行ったら風邪と言われた。薬をもらって飲み続けても全然回復しない。
 病院を変えてみたらマイコプラズマ肺炎でした。このマイコのゲノムが人工的に合成することが出来たみたいだけど苦しいからもういらない。

 生命の最小単位の細胞を人工的に作る研究が急速に進んでいるそうです。
 日本にも「細胞を創る研究会」が発足されました。
 生命科学者や工学者が参加し細胞を作るときにその課程で生じる応用技術を利用したり生命の本質に迫る研究をしているそうです。

 細胞には、①細胞膜に包まれている②タンパク質合成などの「代謝」を行う③遺伝情報を持っている④自己複製する、という4つの特徴がある。人工細胞の研究は、こうした多様な機能を一つずつ再現していこうというものだ。

 去年5月、アメリカの研究チームがマイコプラズマという細菌のゲノムを人工的に合成。このゲノムを使って細菌を増殖させることに成功した。これは人工的な「遺伝情報」を持つ細菌が「自己複製」を行ったことになり、「人工生命」に大きく近づいたと考えられている。日本では、より複雑なラン藻のゲノムを合成することに成功。ラン藻は光合成を行うため、将来、環境問題に役立つのではないかと期待されている。
 細胞の別の特徴である「細胞膜」については、イオンなどを出し入れする「膜タンパク質」を持つ「人工細胞膜」の研究がすすみ、世界初の大量生産も可能になっている。また「代謝」については、細胞の外でタンパク質を作り出すこれも世界初のシステムが完成。生物が作り出すタンパク質のほとんどを人工的に合成できるようになった。
 一方、細胞を創る課程で生物の進化に迫ろうとする研究も行われている。人工細胞膜の中にタンパク質合成システムを入れて、ここにRNAを加えたところ、自己複製能力に差のあるRNAが出現した。こうした複製能力のばらつきは生命の進化と関わりがあるのではないかと考えられている。また現在の生物が使っている20種類のアミノ酸以外のアミノ酸を使ってタンパク質をつくる細胞システムも完成。現在の生命とはまったくちがうシステムで生きる生命の可能性が示されたのだ。

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