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2011年4月8日金曜日

アマゾンが2010年の干ばつの影響でCO2を大量排出源に

 干ばつで枯れた木から二酸化炭素が発生するんですね。
 去年は暑かったからアマゾンも耐えられなかったんですね。
 今年はがんばって潤ってください。

 ブラジルにある世界最大の熱帯雨林アマゾンは、人間が排出する二酸化炭素ガスの吸収源として重要な役割を果たしている。だが、2005年と2010年に同地域で起きた大規模な干ばつの影響でこうした機能が損なわれ、地球に深刻な気候変動をもたらす可能性があることがこのほど発表された調査結果で明らかになった。

この調査は、英国とブラジルの研究機関による研究チームが行ったもので、専門誌「サイエンス」に掲載された。

アマゾンのような熱帯雨林は、天然の二酸化炭素の吸収源として機能しているが、干ばつのある期間は枯れた樹木が二酸化炭素を発生させ、逆に大規模な二酸化炭素排出源となると、研究チームの一人、リーズ大学のサイモン・ルイス博士は説明する。10年の干ばつの影響で、今後数年間にアマゾンから数十億トンに上る二酸化炭素が放出されると、同氏はみている。

昨年アマゾンで起きた干ばつの被害は、「100年に一度」とされた2005年の干ばつよりも大規模かつ深刻なものだったと、チームは結論付けている。

研究チームの試算によれば、10年の干ばつで発生する二酸化炭素の量は50億トンを上回る可能性がある。これは09年に米国で化石燃料から発生した温室効果ガス排出量、54億トンに匹敵するものだという。

ルイス氏は、温室効果ガスの排出の影響で今後アマゾンで干ばつがより頻繁に起きるようになる可能性が地球規模の気候変動モデルから示唆されると指摘。アマゾンが二酸化炭素の排出源に変わる危険性に懸念を示している。

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