Friends


2011年4月21日木曜日

脱トランス脂肪酸のお菓子

 美味しいと思うものによく含まれているトランス脂肪酸。スナック菓子系にも漏れなく含まれていました。スナック菓子は油で揚げシーズニングという魔法の美味しい粉を振りかけて作ります。今回発売されることになったものは乾燥させて高温の鉄板で圧縮することにより素材に含まれる水分から熱エネルギーが発し水蒸気がなくなりサクサクの食感が得られるそうです。ポップコーンと同じ原理ですね。低カロリーで健康的なスナック菓子。早く味わってみたいですね。


 心臓疾患との関連が指摘されるトランス脂肪酸を含む食品をめぐり、対応を強化する動きが広がってきた。サッポロホールディングス傘下のサッポロファインフーズは、スナック菓子「ポテかるっ」で含有量が「フリー」の表示を認められる水準を実現。6月販売分からパッケージに明記する。小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスも同脂肪酸を含む食品の販売抑制に取り組む方針だ。

 トランス脂肪酸は、マーガリンやマヨネーズ、揚げ物など油脂を含む食品に含まれ、風味や食感を高める効果がある一方、大量に摂取すると心臓疾患や動脈硬化の原因になるとされる。米国では2006年に食品医薬品局(FDA)が含有量の表示を義務づけたほか、外食大手が原材料を含量が少ない油脂に切り替えるなどの対応が進んでいる。

 日本でも今年2月、消費者庁が含有量についての表示基準を公表。製品に同脂肪酸を「無」「ゼロ」「フリー」と表示するには、食品100グラム当たり0.3グラム未満であると同時に、同様の健康被害をもたらす恐れが指摘される飽和脂肪酸も熱量の10%未満にするなどの条件がある。

 サッポロが09年3月に投入した「ポテかるっ」は、通常のポテトチップスの半分以下にあたる1袋138キロというカロリーの低さが特徴。今年3月にリニューアルした新商品では、ポテトに調味料を付着させるために使う油の種類や製法を改善し、菓子類で珍しい「トランス脂肪酸フリー」を実現したという。

 同社は「健康を管理しながら菓子を味わってもらえる」(経営企画部の矢ケ崎宏マネジャー)と強調しており、新商品などで順次表示していく方針だ。

 一方、セブンは同脂肪酸をほとんど含まない独自ブランド商品づくりを進め、納入メーカーにも協力を働きかける予定。ダスキンが展開する「ミスタードーナツ」は既に含有量が少ない独自の油を導入。10年以上前から取り組むハウス食品も、スナック菓子などで低減化を図ってきた。健康志向の高まりを受け、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸への対応を強化する動きは加速しそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿